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データの「見える化」で実現するセキュアなスマートファクトリーとは - JIMTOF2018レポート -

2018年12月25日

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2018年11月1日~6日までの6日間、東京・有明で「JIMTOF2018(第29回日本国際工作機械見本市)」が開催されました。東京ビッグサイトの全フロアを使用し、最先端の工作機械やあらゆる関連製品が9万8,000平方メートルにわたって展示され、国内外から15万人を超える人々が訪れました。
本記事では、「人と設備のデータ利活用で稼働率向上」をテーマに、スマートファクトリーを実現するソリューションが展示された、シーイーシーブースの模様をレポートします。

JIMTOF2018での「加工現場におけるIoT導入とウェアラブル端末によるデータ利活用」のセミナーレポートは下記URLから。
https://ict-miraizu0.azurewebsites.net/archives/1778


機械につなぐだけの手軽さ!設備の稼動監視・実績管理システム「Facteye」

設備の稼動監視・実績管理システム「Facteye(ファクティエ)」

設備や機械の監視システムとして注目を集めたのが「Facteye(ファクティエ)」です。数値制御(NC)の加工機や産業用ロボット(RC)、プログラマブルロジックコントローラー(PLC)、信号灯などから、設備ごとの状態をリアルタイムでデータ収集し、グラフとして可視化します。停止要因も一目瞭然で、アラームによる停止と一時停止を区別できます。
最大の特長はマルチベンダー対応という点です。さまざまなメーカーのNC、RC、PLCに対応しており、イーサネットポートにつなぐだけで簡単にデータを収集できます。稼動状況や信号状態、電流値や座標といった詳細なデータを手軽に収集できるため、多角的な分析が可能となり、ダウンタイムの削減や予防保全の実現を支援します。
ブースには稼動状況を可視化した画面のサンプルが掲示されていたほか、日工会(日本工作機械工業会)ブースでリアルタイムモニタリングとして、当日の出展社のブース内設備を「見える化」した画面を展示。各IoTプラットフォーマーから送信されてきた設備データをFacteyeが稼動情報として表示するデモンストレーションが展示されており、多くの人が立ち止まり、興味深そうに眺めていました。

Facteye(ファクティエ)については下記URLから。
https://vrr.cec-ltd.co.jp/product/facteye/


作業分析をスマートウォッチで簡単に。作業者動態分析システム「SmartLogger」

左上、下:作業工程の時間を収集するウェアラブル端末とスマートフォン
右:収集したデータの分析画面

ウェアラブル端末を活用して、作業者の動態分析を簡単に実現するシステムとして紹介されたのが「SmartLogger(スマートロガー)」です。ビーコンにウェアラブル端末をかざすことで、作業者の作業内容観測をスタートします。そのため、作業を中断することなく、工程別のきめ細かい時間を正確に収集できます。スマートフォンでの観測も可能で、画面をタップするだけで作業データを手軽に収集できます。収集したデータを分析して生産プロセスの課題と照らし合わせ、工程や動作の改善に活用できます。
従来のように観測者がストップウォッチで計測した後に表計算ソフトでデータ化するなどの手間がなく、生産現場の効率化に向けた動作分析や工程分析をスムーズに行えます。
ブースにはビーコンやスマートウォッチといった実際の装置が展示され、SmartLoggerによる作業計測のイメージを体験することができました。

SmartLogger(スマートロガー)については下記URLから。
https://vrr.cec-ltd.co.jp/product/smartlogger/


設備アラームをウェアラブル端末に迅速通知。アラーム情報通知システム「SmartFollow」

左:メッセンジャーアラームが表示されるスマートグラスとスマートウォッチ
右:スマートフォローの管理画面

ウェアラブル端末へのアラーム通知で作業者を支援するシステムが「
SmartFollow(スマートフォロー)
」です。設備の稼動監視・実績管理システム「Facteye」と連携することで、設備のアラート情報を作業者に通知することが可能です。また、他のシステムとの連携も可能で、一定時間を超える設備停止や作業員の危険エリアへの立ち入りなど、さまざまな事象をトリガーにしたアラーム情報を作業者にリアルタイムで通知することも可能です。発生したアラームの内容によって通知先を自動的に切り替える仕組みで、対応するべき要員にのみ通知が届くため、作業効率を低下させません。スマートフォンやスマートウォッチに通知するのはもちろんのこと、スマートグラスと呼ばれるメガネ型ウェアラブル端末にメッセージやアラーム状況を表示することも可能です。当日は、担当者の説明を聞きながら展示されているスマートグラスやスマートウォッチを手に取り、表示を確認する人の姿が見られました。

 

SmartFollow(スマートフォロー)については下記URLから。
https://vrr.cec-ltd.co.jp/product/smartfollow/


設備へのサイバー攻撃を検知!産業用制御システムのセキュリティ対策「ICS Defender」

左:ファクティエの管理画面
右:アラームが通知されたスマートデバイス

生産現場のセキュリティソリューションとして参考出展されたのが、設備の稼動監視・実績管理システム「Facteye」と連携するセキュリティ対策「ICS Defender」です。トレンドマイクロ社のネットワークセンシング技術によって工場内のネットワークを監視し、サイバー攻撃による異常をリアルタイムに検知します。
不正なアクセスや通信を検知するとFacteyeの画面で可視化するとともに、24時間365日体制のセキュリティオペレーションセンター「CEC SOC」に通知し、速やかに企業の担当者に通報します。SDNコントローラーと連携して、Facteyeの画面からボタン操作1つでネットワークポートを切り離し、不正な通信を確実に遮断できます。Facteyeで監視しているNCも独自のポリシーでチェックし、加工プログラムの改変などを検知することが可能です。
展示ブースでは、疑似マルウェアを組み込んだUSBメモリーによるデモンストレーションが行われました。ICS Defenderが不正プログラムを検知すると、直ちにFacteyeの画面に表示され、同時にSmartFollowを通じて担当者のスマートデバイスにアラームが通知されるという一連の流れを見ることができました。
ものづくりにIoT(モノのインターネット)が浸透する中、生産現場でもサイバー攻撃への備えは不可欠です。ブースには詳しい説明を求める人が代わる代わる訪れ、担当者の話に耳を傾けていました。

 

CEC SOC(セキュリティオペレーションセンター)については下記URLから。
https://security.cec-ltd.co.jp/soc/

シーイーシーでは、人と設備のデータを可視化し、ものづくりの効率化に貢献するソリューションを豊富にご用意しています。ご興味をお持ちの方はお気軽にご相談ください。


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