地方創生臨時交付金で実現する「働き方の新しいスタイル」-行政IT化に役立つソリューションとは-

内閣府は、新型コロナウイルス感染症対策に取り組む地方公共団体を支援するため、地方公共団体に対して「地方創生臨時交付金」の交付を発表しました。今回はその交付金の概要と、ウィズコロナ時代における「働き方の新しいスタイル」の実現に役立つシーイーシーのソリューションをご紹介します。

目次

行政が取り組むべき「働き方の新しいスタイル」

コロナウイルスの収束が見えないなか、私たちの生活は「身近にコロナウイルスがいる」という前提での「新しい生活様式」に移り変わろうとしています。いわゆるウィズコロナ時代であり、コロナと共存していくという覚悟が求められています。

ウィズコロナ時代を想定した『「新しい生活様式」の実践例』は、厚生労働省から公表されている通り。今回のテーマは、その中の(4)「働き方の新しいスタイル」と密接に関わっています。

当たり前だった毎日の出勤がテレワークやローテーション勤務に移行、対面しないオンライン会議が日常化。電車の混雑を軽減する時差通勤、オフィスでのソーシャルディスタンス、換気とマスクが必須の対面打ち合わせなどが、ウィズコロナ時代の「働き方の新しいスタイル」。もちろん、こうした「新しい生活様式」や「働き方の新しいスタイル」の実現は個々の努力だけでは実現できません。国の指針や支援に頼らざるを得ないところです。

「働き方の新しいスタイル」を推進する強力な支援

そこで内閣府は、新型コロナウイルス感染症対策に取り組む地方公共団体を支援するため、令和2年度第1次補正予算で1兆円、第2次補正予算で2兆円の地方創生臨時交付金を確保しました。この交付金は、将来を見据えたコロナ対応のための取り組みであれば、地方公共団体は自由に使うことができます。とくに第2次補正予算分では、『極力「新しい生活様式」などへの対応に積極的に取り組むことを期待する(※)』とされています。交付対象は全都道府県・全市区町村で、第2次補正予算分は9月30日が受付期限。具体的には以下の通りです。
※新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金~脱コロナに向けた協生支援金~(内閣府地方創生推進事務局)臨時交付金の概要から抜粋

臨時交付金の概要
出典:新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金~脱コロナに向けた協生支援金~

また内閣府は、「新しい生活様式」の実現に向けて、「新型コロナウイルス感染症対策地方創生臨時交付金」を活用し、地域で取り組むことが期待される分野を「地域未来構想20」として発表しました。
※新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用した「新たな日常」に対応するための政策資料集

この20の政策分野には、新型コロナウイルスに強い社会環境整備として「行政IT化」が含まれ、クラウド化やテレワークに行政自らが徹底して取り組み、エリアのデジタル化を行政がリードすることとされています。これに加え、内閣府が強調している民間企業を含めた各分野の専門家との連携、既存施策や国の施策との連携、他分野の施策との相乗効果の追求などが推進されていけば、テレワークを主体とした「働き方の新しいスタイル」は自ずと前進していくのではないでしょうか。

行政IT化を支援するシーイーシーのソリューション

行政IT化に向けた「働き方の新しいスタイル」への取り組みは始まったばかり。現状はまだまだ手探り状態で、具体的に実践するには課題が山積みのようです。今回はそうした課題のなかから、テレワークの実践で障壁となる資料の共有や印刷、持ち出し用PCのセキュリティ対策などに注目したいと思います。

具体的な課題と解決策は以下の通り。「働き方の新しいスタイル」の課題には、シーイーシーのソリューションが大いに役立つのが分かります。

課題①
在宅勤務時の印刷問題
テレワーク時に自宅のプリンターが使用できてしまうと情報漏えいが心配。
ソリューション在宅勤務時の自宅プリンター印刷制御
SmartSESAME SecurePrint!
あらかじめ指定したプリンター以外からは印刷できないようにする制御が可能。情報漏えいを防ぐことができます。また、自宅から庁舎やサテライト・別拠点のプリンターに印刷指示をかけた場合でも、複合機・プリンターで認証をしない限り印刷することができないので、誤って印刷されることはありません。
課題②
サテライト・別支所での印刷問題
サテライトオフィスで印刷しようとしたときにプリンタードライバーのインストールなど初期設定や準備が面倒。
ソリューションサテライトオフィス・別拠点でも簡単プリント
SmartSESAME SecurePrint!
SecurePrint!のドライバーひとつで、サテライトオフィスや別拠点へ行った時も印刷が可能です。拠点に合わせてプリンタードライバーを入れる必要はありません。
課題③
クラウド活用
テレワーク時の業務効率をあげるためペーパーレスにしたい。
ソリューションクラウドストレージとの連携・スムーズなデータ共有
SmartSESAME MultiScan
MultiScan!を使用すれば複合機でスキャンした書類を直接クラウドストレージにデータを格納できるため、ペーパーレスの推進・テレワーク時のデータ共有などに役立ちます。
課題④
持ち出しPCのセキュリティ対応
庁舎外への持出しPCのセキュリティが不安。
ソリューション持ち出しPCのセキュリティ
SmartSESAME PCログオン
二要素認証を簡単に導入できるため、テレワーク時の持ち出しPCのセキュリティ対策に最適。またエンドポイントセキュリティ Cyber NEXTは、ウイルスが侵入した後に不審な挙動を検知して感染した端末やファイルを自動で隔離する製品(EDR)です。テレワーク環境のPC端末のセキュリティを強化し、安心して作業を行うことができます。印刷をかけた場合でも、複合機・プリンターで認証をしない限り出力されることがないので、誤って印刷されることはありません。
課題⑤
テレワーク時の緊急・補助印刷に対応
急な印刷ニーズに対応できるか心配。
ソリューションテレワーク時の緊急・補助印刷
CanDay
テレワーク時にどうしても印刷が必要な場面のための備えとして有効です。自宅にプリンターがなく紙文書を印刷できる環境がない場合に、全国約5万店舗のコンビニから簡単に社内資料を印刷できます。わざわざ庁舎や拠点に戻って印刷するコスト・時間を削減できます。クラウドストレージとの連携にも対応しており、プリント環境の課題を解決することができます。
自治体テレワーク時の課題解決イメージ

まとめ

これらは、いずれも「働き方の新しいスタイル」の実践に役立つソリューションです。
ドキュメント周りの利便性アップとセキュリティ強化を叶えるSecurePrint!、複合機でスキャンしてクラウドストレージで簡単にデータ共有ができるMultiScan!、PC端末のセキュリティ強化ができるPCログオン/Cyber NEXT、テレワーク時の印刷課題を解決するCanDay、これらのソリューションを活用して、「行政IT化」の取り組みを進めませんか。

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