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Windows 7のサポート終了まで残り1年! -現場担当者が明かすEOS対策のポイント-

2019年2月18日

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2020年1月14日、Windows 7の延長サポートが終了します。これによりセキュリティ更新プログラムが提供されなくなるため、サイバー攻撃などのリスクが急上昇します。デバイスの多様化やクラウドの普及といった環境の変化にも対応できなくなるため、テレワークといった働き方改革や、GDPR(EU一般データ保護規則)など新たな規制への対応も難しくなります。なるべく早く最新OSであるWindows 10に移行することが得策です。
今回は、いよいよ「待ったなし」に迫るWindows 7のサポート終了(End of Support、以下EOS)対策について、経験豊富なシーイーシーの現場担当者が明かすポイントを紹介します。
 


EOS対策のポイントは以下の3点です。

ポイント① Windows 10の展開方法 ~PCのマスターイメージを作成してクローニングする方法が現実的~

  • Windows 7からOSをインプレースアップグレード (インストールメディアを使用してそのままアップグレード)
  • OSのクリーンインストールによるアップグレード (既存PCからデータをバックアップ、クリーンインストール後にリストア)
  • プロビジョニングパッケージによる適用 (市販PCを業務用PCにカスタマイズしてインストール。Windows ADK(Assessment and Deployment Kit for Windows)を使ってパッケージ化、USBなどの展開用メディアを作成してアップグレード)
  • Windows Autopilotによる適用 (最小限のユーザー操作による自動展開が可能なクラウドベースの展開。Microsoft Intune (※1)などのMDM(モバイルデバイス管理)を利用したポリシーやアプリケーションを展開)

※1 Microsoft Intune……マイクロソフト製のモバイルデバイスとモバイルアプリ管理ツール。社員の会社情報へのアクセスや共有方法を制御。
 
規模や環境にもよりますが、多くの企業や団体では、個別のカスタマイズやアプリがあるので「プロビジョニングパッケージによる適用」が現実的です。
マイクロソフトがIT部門向けに提供しているWindows展開支援ツール「Windows ADK」は、ユーザー設定や、デスクトップ設定などを反映したインストーラーを簡単にカスタマイズできます。そして、USBメモリを展開用メディアとしてユーザーに配布し、ユーザー自身の操作でOSを移行することができるため、効率的に展開できます。


ポイント② マスターPCのイメージを作成する3ステップ

PCのマスターイメージの作成は、次の手順で実施します。

【ステップ1】 利用中のアプリケーションの棚卸し
現在、利用しているアプリケーションやドライバーを洗い出します。

【ステップ2】 Windows 10で利用するアプリケーションの動作確認
すべてのアプリケーションがWindows 10環境で正常に動作するかを確認します。問題が発生したら、「アプリケーションの改修」「不足しているコンポーネントなどの追加インストール」「アプリケーションの置き換え」といった対応を行います。Windows 10への移行と同時にシステム構成を32bitから64bitに変更する場合は、64bitに対応しているアプリケーションかどうかも確認が必要です。

【ステップ3】 展開用イメージの作成
マスターPC上でシステム準備ツール(Sysprep.exe)を実行します。この操作により、ユーザー固有の情報が削除され、マスターイメージとして使用することが可能となります。このとき「Storeアプリケーションの残存」「OEM製品のライセンスエラー」といった原因でエラーが出ることがあります。実行結果(Setuperr.log)を確認しながら、1件ずつエラーの原因に対処します。


ポイント③ 更新プログラムの適用 ~事前の検討が大切~

Windows 10は更新プログラムのサイズが大きいため、アップデート方法を事前に検討する必要があります。6カ月ごとにリリースされる機能更新プログラムは約3GBです。各端末がインターネット経由で取得する場合、例えば、回線速度が100Mbps、端末100台では、約7時間かかる計算となり、ほぼ1日ネットワークが占有されてしまいます(図1)。

対策として、ネットワークを増強するか、配布サーバーを設置してインターネット回線の負荷を軽減するのが一般的です(図2)。
配布サーバーの構築に利用できる製品として、無償で提供される「WSUS(Windows Server Update Services)」や、有償の「SCCM (System Center Configuration Manager)」があります。WSUSは10Mbpsなどの細い帯域に向けた対策としては弱く、Office 365には利用できないといったデメリットがあります。SCCMはOffice 365を含めたアプリケーションの配布を統合的に管理できます。

運用の開始までには、PC端末の移行、管理サーバーの構築とも、準備期間が必要です。すでに残り時間が少なくなっているため、できるだけ早めの準備を心がけることが適切です。


導入実績20,000台以上。シーイーシーのEOS対策サービス

シーイーシーでは、Windows 7のEOSにお困りの企業に向けて、Windows PC移行支援サービスを提供しています。「何から手をつければいいかわからない」「要員不足で時間が足りない」といった企業の方は、こうしたサービスの利用をご検討いただくこともおすすめです。

<Windows PC移行サービスのメニュー>

1. クローニングUSB作成
PC端末のUSBポートに挿して再起動するだけでマスターPCのイメージを展開するUSBメディアを提供します。

2. Windows 10移行ツール提供
PC端末のUSBポートに挿して再起動するだけで、自動的にWindows 7からWindows 10にアップグレードすると同時に、デスクトップやメールボックスなどのユーザーデータを移行するツールを提供します。32bitから64bitへのシステム構成変更や、ネットワークの設定にも対応します。

3. SCCM、WSUSサーバー構築
Windowsアップデートの配信に最適なシステム構成と運用方式でサーバーを構築します。コンサルティングから調達まで幅広くサポートします。

4. Officeアップグレード検証
現在ご利用のAccess、Excel VBAマクロがアップグレード後も問題なく動作するか互換性を検証し、改修まで対応します。2020年10月13日に延長サポートが終了するOffice 2010のEOS対策です。


シーイーシーのEOS対策は、国内大手企業を中心に20,000台以上の豊富な実績があります。詳細は下記よりお問い合わせください。
 


Windows PC移行支援サービス


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